デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました.
このたび講演が100件目を数えることを記念し,第18回は,東京大学ユビキタス館石橋記念ホールにてリアルで開催いたしました.
多くのご出席を賜り,大変有意義なショートトークとなりました.
ショートトークでは,中村覚氏(東京大学史料編纂所)による 「オープンソースのOCR処理プログラム「NDLOCR」の応用事例紹介」 , 大高崇氏(放送文化研究所) による「INAのアーカイブ利活用とフランスの法制度 日本への示唆」 , 城田晴栄氏 (㈱ループホール社長/弁理士) による「音楽産業とデジタルアーカイブ ~音楽の権利処理ポイント~」をご講演いただきました.
さらに,100件目として,デジタルアーカイブ学会会長の吉見俊哉先生に「「水中花」とデジタルアーカイブ-吉見俊哉はいかにして曽祖父が水中花の発明者であることを発見したか?-」の題目でご講演頂きました.
また、これまでの講演の中から、講演アーカイブの視聴数などをもとに「デジタルアーカイブ 産業のシーズを見つけよう! ショートトーク賞」を以下,4件のご発表に表彰いたしました.
「ビジネス・アーカイブズの動向と可能性」肥田 康氏 (株式会社堀内カラー アーカイブサポートセンター)
「AIによる翻訳・通訳」隅田英一郎氏(情報通信研究機構フェロー)
「デジタルアーカイブ用ストレージ媒体としてのSSD」竹島 秀治氏(Verbatim Japan株式会社 代表取締役)
「江戸東京博物館公式アプリ「ハイパー江戸博」の開発」春木晶子氏(東京都江戸東京博物館)
受賞されました皆様方の今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます.
また,当日ご参加いただいただきました皆様にも感謝申し上げます.
産業とデータ・コンテンツ部会主催のDAショートトークは,産業分野におけるデジタルアーカイブの活性化に向けて,引き続き毎月定例開催(online)します.(ご講演いただける方を随時募集しております.)
今後ともどうぞよろしくお願いいたします.