本部会オブザーバーの柳与志夫先生が監修されています書籍『デジタル時代のアーカイブ系譜学』が,第5回(2023年)デジタルアーカイブ学会学術賞を受賞されました.
柳与志夫監修、加藤諭・宮本隆史編『デジタル時代のアーカイブ系譜学』(みすず書房、2022年)
受賞理由「本書は、デジタルアーカイブ学会SIG理論研究会による研究成果である。『複雑なアーカイブという現象を、単純化したモデルとして提示するのではなく、むしろ個々の事例に即して解像度を上げて理解しようと試みた』と述べられているように、その定義の変遷、博物館、図書館、公文書館に共通する効用と課題、自治体史や研究者資料の扱い、サブカルチャーやユーチューブの現況、複製技術の進化といった多角的な視点から分析が行われている。その結果として、デジタル時代における『アーカイブ』の社会に対する影響とその複雑な性質が明示されている。」